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一守 俊寛; 大部 誠; 白方 敬章
Nuclear Instruments and Methods, 127(4), p.571 - 577, 1975/04
高速臨界集合体中の中性子エネルギースペクトルを測定する目的で小型円筒型の反跳陽子比例計数管の開発研究を行った。計数管内で反跳された陽子の損失エネルギーと計数管の出力とに比例関係が成り立つ範囲は、損失エネルギーとガス増巾度の積が約100MeVまでであるという事が定説化されていたが、実際にはその値の1/7程度までである事が実験的に明らかになった。その結果高エネルギー領域のスペクトル測定ではガス増巾度を10倍以上にする事は適当でない。一方Bennellが開発した計数管はフィールドチューブで規定される領域でも検出感度を有し、10倍以下のガス増巾度でスペクトル測定を行った場合には、その影響を無視出来ない。しかしセラミックの表面をメタラィズする方法を使い、アノードから絶縁された小型のフィールドチューブ方式では、この欠点はなく、しかもエネルギー分解能が最良値で3.8%(He Thermal Peakに対して)と良い値を示す事が比較実験によって明らかになった。